姉妹都市NOW No10

マールボロウ市訪問団の日本滞在記

2002年11月30日から12月4日まで天童を訪問した、マールボロウ市長一行の一員、シェリル・ケアンズ議員が地元ピクトンのコミュニティ新聞Seaport News(2002年12月6日号)に寄稿した記事の訳文。

 日本への市長訪問団 〜姉妹都市を訪ねる旅〜 市長訪問団が年末に日本の2つの姉妹都市を訪問するという話を聞いたとき、私は自ら手を挙げ、行ってみたいと言いました。以前、リズ・デビッドソンが市長だった時代にも、彼女と一緒に行きたいと思ったことがあるのですが、夫の病気のため実現することはできませんでした。

 私は、旅行のために、年の初めから生活費を切り詰めてお金を貯めました。そしてようやく、ハリスン市長、市長夫人のアン、バルサンティ議員とともに、大阪へ飛行機で降り立ち、日本での旅が始まりまったのです。

  交換留学生としてマールボロウに居たことのある2人の女の子が、姫路城まで案内をしてくれました。お城は本当に素晴らしい建造物で、日本で初めて世界遺産になったものだということです。 

 次に電車で長野へ向かい、姉妹都市の小谷の関係者から出迎えを受けました。山深い高地にあるこの地域との友好関係は、アウトワード・バウンド・スクールが両方のまちにあるということがきっかけでした。

 私たちは、丸2日をこの美しい土地で過ごし、地元の中学校では、教室を回り、たくさんの生徒たちと話をすることができました。こちらのアウトワード・バウンド・スクールは、山奥の高地にありますので、山で自らの身を守るということに重きを置いていましたが、カヤック(ボートの一種)やサイクリングなど、アナキワと同じようなプログラムも見られました。 

 このほかにも、お寺や数年前に冬季オリンピックが開催された場所にも行きました。そこで私は、今となっては自分でも信じられないのですが、スキーのジャンパーが滑り降りる台のてっぺんまで行ったのです。高所恐怖症の人から見れば、私はとても勇敢か、あるいは頭がどうかしているということになるのでしょう。たぶん、その両方なんでしょうが。

  その後、東京で2泊しました。一日コースの日帰りツアーにも参加したのですが、これはとても楽しかったです。

  そして新幹線で北へ向かいました。3時間の列車の旅でたどり着いたのは、私たちの姉妹都市「天童」です。

  ここではホームステイを体験し、私にとっては、日本の暮らしを味わう初めての機会を得ることができました。私のホストファミリーは、とてもいい人たちでした。御主人の酒井さんは、市役所で福祉関係の仕事をしていて、彼の部署で企画した、就学前の子供たちとお母さんのためのファミリー・サポートセンターのクリスマスパーティーに連れていってもらったことは、ホームステイ中でも最高の思い出となりました。私たちが会場に足を踏み入れると、そこでは、小さな子供たちの全員が昼食の準備を手伝っていて、その光景は本当に美しいものでした。食後には、ニュージーランドについてたくさんの質問も受けました。本当に感動的な体験でした。 

 次の2日間は、内容が盛りだくさんで、私たちにはとても忙しいスケジュールとなりました。

  まず市役所で市長の歓迎を受け、教育委員会では現在実施している青少年の相互派遣事業について話し合い、商工会議所も訪問しました。また、ここでも地元の学校を訪ね、生徒たちと一緒の時間を過ごしました。有名なお寺を見るために山登りもしました(なんと800もの階段を・・・)。幸運なことにミュージカル(注:なつメロ大会)のリハーサルに立ち会うこともできたのですが、これもたいへん印象的でした。このほかにも、カルチャーセンターやパイオニアの工場も訪問しました。パイオニアでは音楽を聞かせて薔薇を育てている様子も見ることができました。

  前にも言ったように、今回は一生の中でもまたとない旅となりました。中でも、私にとっての旅のハイライトは、山々の美しい秋の色、本当に誠実で友好的だったすべての出会った人々、ホワイトクリスマスを体験できたこと(小谷を発つ前の晩に雪が降ったのです。)、そして最後になりましたが、富士山を訪ね、その荘厳な姿をこの目で見るという長年の夢が叶ったことです。  最後に、私から皆さんへのメッセージです。ぜひ考えてみてください。  「日曜日にどこで神に祈ろうが、月曜日にどこへ行こうが、人は人であることに変わりはない。もし、全ての人がこのように考えるのならば、きっと世界はもっと住みよいものになるだろう。」  すべての皆さんに、メリークリスマス。 
                市議会議員 シェリル・ケアンズ

 

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