トップページ事業青少年大使派遣協力>青少年大使記録

青少年大使派遣事業

H12青少年大使随行日記

H12青少年大使報告書

 

H12青少年大使随行日記

平成12年度マールボロウ青少年大使派遣事業に参加して

市立第三中学校  鎌田 さとみ

  21世紀のニュージーランド、マールボロウへ青少年大使派遣事業を通して訪問させていただいたことに大変感謝いたしております。日記形式ですが、11日間どの様なことを体験してきたかまとめさせていただきたいと思います。


 3月18日(日)
 天童駅にて出発式、たくさんの関係者の方々、ご家族の皆様に見送られ東京駅まで。東京から成田第二ビルに行くため、成田エクスプレスに乗り換え。階段が多く、スーツケースが重く、団員はすでに疲れていた。しかし、つばさでも成田エクスプレスでも3人は元気!にぎやか!!三中の瀬野さんが風邪で調子が今一つで心配だった。成田で早々に入国手続きを済ませ、各家々に第一報を入れた。20:55のNZ90のフライトを待つ。機内食が夜中になるのを見込んで、軽く(?)最後の(?)日本食を食べた。定刻どおり離陸。揺れも思ったより少なく、団員は寝たり、起きたり、さわいだり・・・。二中の阿部さんは一睡も出来なかったとか・・・11時間はやはり長い。


 3月19日(月)
 現地時間10:30頃オークランドに到着。暖かかった。国内線に乗り換えのため日本語ガイドさんが出迎えてくれるはずだったが見当たらず・・・最初からアクシデントで団員も私も戸惑った。しばらくの間、現地通貨に両替するなどして待つが来る気配がないので自力で手続きを済ませた。国内線乗り場へ20分ごとに出ているフリーバスで移動。それにしてもこのまま勝手にブレナムに行ってもいいものかと一応現地の旅行会社に電話した。数十分後女性の日本人ガイドさんが現れた。最終日のオークランド研修も彼女が担当してくださるとのことであった。今日は何か手違いがあったようだった。

 14:00過ぎ少しフライトが遅れたが、いよいよブレナムへ。予想どおり小さなプロペラ機。すごい騒音と振動と狭さ!!18人しか乗れない。搭乗したのは私たちを含めわずか10人。なんと操縦席もばっちり見える。初めすごく揺れ、雲の中を移動したときはどうなるかとも思ったが、天気は良く、景色は満点。雲の上は素晴らしく青く止まっているかのようなフライトであった。

 マールボロウ空港ではマイクさん、バルサンチさんを始め、各ホストファミリーが花束を持って出迎えてくれた。大変歓迎して下さって本当にうれししかった。これから1週間それぞれホストと過ごすことになる。暖かい笑顔に長旅の疲れや異国の地への不安も取れ、記念撮影をしてそれぞれの家庭に向かった。

 私は昨年の山口先生と同じホプキンスさん宅でお世話になる。ジェニーさんが車で迎えてくれた。彼女は車で、明日からお世話になるガールズカレッジとボーイズカレッジをぐるっと廻ってくれた。16:00頃家に着いてウッドデッキに出てコーヒーを御馳走になった。大きな庭に季節の花が家の周りに咲いていた。大変美しい。二匹の猫も可愛らしかった。しばらく歓談したあと、夕食作り。ゆでたブロッコリー、ポテトとオニオンのハーブ焼き、ご主人のラッセルさんが作っておいてくださった卵とベーコンのパイ。あっと言う間に準備が整い、18:00にラッセルさんが帰ってきて夕食。ワインと地ビールをいただいた。デザートのアイスクリームもおいしく大変歓迎していただいた。夕食後、ラッセルさんにドライブに行こうと誘われ(こちらでは、多少のアルコールは運転可である)、彼の仕事場を見せてもらった。道路や建物に使うパイプを作っているとのこと。たくさんの機器、パイプが並んでいた。その後飛行場に車を止め、素晴らしい星を見せてもらった。南半球のオリオン座、始めてみる南十字星、ギャラクシーにも感動した。星の川が空一面に広がっていた。21:00すぎシャワーを浴びさせてもらい、息子さんのスティーブン君には会わずに(仕事で遠くに出かけており遅くなるとのこと)休んだ。ブレナム第一日目は見るもの聞くもの感動であった。


 3月20日(火)
 6:20頃目を覚ました。コーヒーのみの朝食で、朝は皆それぞれであった。8:00ジェニーさんの車でガールズカレッジに向かった。留学生などを担当しているヘレン先生の部屋へ案内され、今日一日のタイムスケジュールを確認する。校長先生は今日は会合で不在だったため木曜日にお会いすることになった。午前の三時間は日本語とESOL(English for Speakers of Other Languages )を担当しているブロンウィン先生の授業に参加する。彼女は日本でALTの経験があり日本語が大変上手である。生徒たちは習った日本語で上手に名前や年齢などを教えてくれた。日本の学校の様子に大変興味を持っておりたくさん質問を受けた。制服、給食、始業時間、掃除、必修科目、部活などなど・・・。2校時後、スタッフルームでは自由にコーヒーなどを飲み、先生方が歓談していいた。日本の職員室の様に、先生方が机を並べ仕事している様子とは大違いである。先生方にはそれぞれオフィスがあり、パートタイムの先生には机が並ぶ別室があった。また、このスタッフルームには生徒の立ち入りは禁止である。3校時後、昼食。スタッフルームでジェニーさん手作りのトマトサンド、ヨーグルト、リンゴ、甘いスナッカーズ(ちょっと苦手)をいただいた。午後はEnglishクラスとArtクラスに参加した。英語の授業では始めの10分位は各自自由に好きな本を読み、その後はゲーム形式でひいたトピックについて2分間話しをするというスピーキングの練習をしていた。大変おもしろい。同じようなパターンで何か出来そうである。5校時は美術でカメラを使い撮影したり、フィルムの現像の仕方の学習をしていた生徒も入れば、版画や顔型作りと選択制で様々なことをしておりびっくりした。日本では一つの教室であんなに多くのことをそれぞれがするなんて考えられないからだ。また、多くの生徒は制服をきているが中には着ていない生徒もいるので質問すると、17才、18才の生徒は成長し、着られなくなることもあるので自由なのだそうだ。また、生徒はピアスなどもワンホールまではOKとのことでこれまた日本では考えられない。

 16:00過ぎ、ジェニーさんが迎えに来てくれた。カフェで休憩し、スーパーマーケットで買い物をした。スーパーも日本の様子とは少し異なり、野菜や果物がバラ売りしてある。見た目に大変美しい。4月のイースターに向けてチョコレートで出来たイースターエッグがたくさん売られていた。17:00頃帰宅し、洗濯物はないかと声を掛けてもらい洗濯を混ぜてもらった。夕食作り。スティーブン君もラッセルさんも帰ってきて18:00前に全員そろう。こんなに早い時間に家族が揃うなんてすごい事だ。日本とは違うと思った。家族みんなで夕食の準備をする。テーブルクロスを掛けたり、フォークやスプーンを出したり皆で行う。カリフラワーのホワイトソース掛け、マッシュルームの炒めものソーセージ、ワイン、アップルパイのアイスクリーム添え。ゆったりした気分で大変おいしくいただきました。夕食後ポストカードを出したいとお願いしたら、約200M先のポストへラッセルさんが案内してくれた。散歩しながら今日も綺麗な星を眺めた。


 3月21日(水)
 朝8:00、ジェニーさんの車で今日はボーイズカレッジに出掛ける。ジェニーさんはBed & Breakfastも営んでいる。昨日2泊したゲストが帰り、今日また新たに別のゲストが来るということで朝から忙しそうに洗濯をしていた。ゲストの部屋の掃除はお昼にラッセルさんが帰宅し行うとのこと・・・夫婦うまく分業して家事を行っている。ご主人のラッセルさんは、大変協力的な方で素晴らしい。小学校のスペシャルクラスを担当しているジェニーさんは今日は歩けない子供と一緒に病院のプールで泳ぐと行っていた。

 ボーイズカレッジに到着。こちらでも留学生や国際的な関わりを担当しているレイ・ラッセル先生をスタッフルームで待つ。たくさんの先生方がおり、ネクタイをしている人も半袖短パン姿の人も、サングラスをかけた人も様々であった。スタッフルームの様子はガールズカレッジと同様でたくさんのソファーとテーブル、簡単なキッチンがあった。校長先生のロジャーズさんの話し、連絡のある先生方が次々に話しをしていく。日本の打合せと良く似ていた。みなさんにレイ先生より紹介してもらい、今日一日ここで過ごすことになる。1、2校時はレイ先生に校内を案内して貰うことになった。スタッフルームを出ると、慎一君とニール君に会った。少し緊張しているようだったが慎一君が13才のEnglishクラスに入っていった。私の方は、理科室や技術室、フランス語の授業や体育の様子を見せてもらった。調理のクラスでは校長先生自ら教鞭をとられていた。本格的なレストランも校内には準備され、調理されたものはそこで食べたりもするのだそうだ。ボーイズカレッジには日本語のクラスはない。3校時、グランドに全校生徒が集まり、すごい日差しの中、何をするのかと見ていると“prize pool”というのをしていた。詳しく内容を聞いてみると、一日だけ学校外に出て働く日があって、そこで得た収入合計が最も多かったクラスや個人に商品を贈呈する集会のようなものであった。その他、箱に中からボールをひいてその番号が当たったラッキーな生徒に商品をあげたりして大変盛り上がっていた。日本では無い催しものなのでびっくりして見ていた。商品は帽子やランタン携帯電話、カラーテレビなどであった。大変有り難いことに、私はそこでも熱烈に歓迎され、なんと全校生千人に紹介して貰えたのである。その後、校長室で歓談したり、一緒に写真を撮ったりして過ごさせて頂いた。こちらから持参した市民団の報告書などを見ていると、この場所を知っているとか、この人を知っているとか、ここに写っているのは自分だとかの話しになり、天童とマールボロウの諸先輩方が、積み重ねた交流の深さを実感した。午後からはESOLクラスを見せてもらった。タイ、ホンコン、日本からの留学生が12、3名ほど学習していた。一人ひとり、ニュージーランドで生活している期間が違うし、学習のレベルも違うので、一斉授業はしていなかった。黒板にそれぞれの名前を書いて、それぞれが今日やることを指示していた。生徒達はみなにこやかで、わからないことは即、先生のところへ行き質問していた。先生も大変明るく、楽しそうに説明している。日本からきていたノゾム君という少年が「ここには偏見がないので良い」と言っていたことが印象的であった。

 16:00過ぎ、ジェニーさんが迎えにきてくれた。そのあとホーストレッキングを楽しんだ。初めてのことで少し怖かったがフィベルという馬に乗せてもらった。おとなしい馬だった。小さな子供もここでトレーニングをしている。その後、ジェニーさんの小学校のスペシャルクラスを見せてもらった。生徒は下校していなかった。ハーリング公園にも連れて行ってもらい東屋に腰を掛けてきた。昨年12月の山火事の後が見えた。本当にあと少しの所であった。

 17:30帰宅。既にスティーブン君が帰って来ていて、洗濯ものを取り込んだり、ポテトの皮むきをしていた。こちらでは家族みんなで家事をするのが普通である。しかもこんなに早い時間に帰宅できるなんてうらやましくさえ思えた。今日は食事後、洗い物を手伝った。日本では食器を洗剤で洗ったら、完全に洗い流すのが当然だが、こちらでは洗い流さず、洗剤は布巾できれいに拭き取るのだ。少しびっくりだった。


 3月22日(木)
 今日も6:30起床。朝方少し寒くて目が覚め、二度寝したので少し眠かった。ジェニーさんはジムに行って来たと、シャワーを浴びていた。すごい意欲!!こちらの人々は自分のため、何か健康を考えたり、自分を高めたり、したいことやよいと思ったことは行動に移している人が多いように思った。ジェニーさんもその一人だ。コンピュータを使い、インターネットなどよくしている。B&Bを経営する。スペシャルクラスの生徒に一生懸命である。日本に興味を持ちすごく勉強している。などなどそのパワーに頭が下がる思いである。

 今日はおとといと同様ガールズカレッジを訪問した。先日会えなかったファース校長先生にお会いし、歓談。今日のヘレン先生にタイムスケジュールを組んでもらう。1校時は家庭科。ピザ作りをしていた。ピザ屋らしくテイクアウト用のボックスも自分達でデザインしたとか。2、3人のグループで一生懸命に調理していた。完成品を先生が少しずつ味見をして評価していた。食器の後片付けや掃除までしっかり行うのは日本の調理実習と同じだが、作りながら生徒が次々にチーズの残りやできたピザを口に運んでいたのには驚いた。私にもできたピザをくれた生徒がいてとてもうれししかった。そして美味しかった。2校時目は音楽のクラスに参加した。ギターを先週から習ったばかりという7、8人のグループの子達が“Amazing world”を歌いながら演奏していた。他に、やはり音楽も選択制で、音がもれないようにヘッドホーンを付けキーボードを練習する生徒達やピアノルームでピアノを弾く生徒がいたりと様々であった。楽譜書きをしているグループもあった。その後、モーニングティーをスタッフルームで。どなたか先生の誕生日とかでホットケーキとそれにつけるジャムと生クリームが各テーブルに置かれており、みな自由に食べていた。聞けば、誕生日の人本人が作るのだとか・・・何か面白かった。3校時はESOLクラスに参加。ここへ来て三週間という日本人の子もいて、いろいろな物の名前を英語で発音したり、ペアでWhere is〜?を使ってペアワークをしたりと一生懸命頑張っていた。4校時はブロンウィン先生の日本語の授業である。この前とは違う生徒達だったので、日本語を学んでいる生徒は結構いるのだと思った。各自、日本語で自己紹介してくれた。「かえるの歌」を歌ったり、折り紙(鶴は知っているとのこと。風船を作った)で楽しんだ。日本語で自分の名前はどうかくのかとか日本の学校についてたくさん質問を受けた。非常に積極的なクラスの子達で楽しい時間であった。次に5校時、私が数学のクラスへ行こうとすると阿部さん、瀬野さん、高橋さんの三人がやってきた。高橋さんはホンコンから来たという子とプリクラを交換するなど、仲良くなっていた。テニスをしてきたとか、明日も学校に来たいくらい大変楽しいと彼女達は大満足の様子であった。数学は最初ウォーミングアップで比較的簡単な計算問題を解いていた。次は倍数の勉強をしていた。日本でいう九九がないので少し感覚が違うように思えた。最後は数を使ったゲームをし、生徒達は大変楽しんでいた。

 16:00過ぎ、ジェニーさんが迎えに来てくれた。シーモアパークやショッピングを楽しんだ。夕食後、新聞に人工衛星のMir(ミール)がクラッシュするかもしれないとのことで家族みんなで夜空を眺めた。毎日大変美しい夜空である。星がきれい。いくつも流れ星を見つけた。


  3月23日(金)
 今日は一日私たち日本人5名とホストの方々も集まって様々なことろを案内してもらえる日。まずは、朝8:15、ジェニーさんと一緒にマールボロウカウンシル(市役所)へ。マイクさんの案内で議会室に入った。ホープ市長に会い、親書やお土産を渡し、歓談した。生徒達も積極的で握手したり、市長用の椅子に座らせてもらったりした。夕方に予定されている夕食会には市長は別の会議があり出席できないとのことだった。マイクさんの運転するハイエースとジェニーさんの車に別れて、最初は古い建物や機械がたくさんある博物館を車から降りずに見学。モーニングィーはアイスクリームを食べてしばし休憩。次に、アルパカ・カントリー・ストアでアルパカを間近で初めて見て、草を与えたりしてきた。新聞社の方も取材に来ていてびっくり!!4人久しぶりに会ったせいか、おおはしゃぎであった。次は、すごく大きい、ファームパークへ連れて行ってもらった。そこには羊、いのしし、にわとり、ぶた、犬、やぎ、などなんでもいた。シープドッグがたった一匹でうまく相当数の羊をまとめていた様子は実に素晴らしかった。羊の毛を農場のご主人のデイビッドさんが手際よく刈った。いろんな種類の羊がいること、毎年毛刈りをすること、羊の歯は下の歯しかないこと、歯を見れば羊の年齢もわかることなど丁寧に教えてくださった。昼食もそこの農場でパンや果物、お肉、野菜などをバイキング形式で頂いた。食後、互いに他のホストの子とも打ち解けて卓球をしたり、ピアノを弾いたりとみんな楽しそうであった。次は50以上あるというワイナリーから、モンタナワイナリーを訪れた。製造の様子を説明して頂き、大きな樽を見学した。最後は製塩工場を見せてもらった。一面の色がピンク色なのは塩分の濃度が高いから。固まって3インチほどの塩の上を歩いたりしたのは初めての体験だった。また砕かれて、積み上げられた塩の山はすごかった。

 16:30過ぎ帰宅しシャワーを浴びる。6:15家族全員でレストランへ向かった。それぞれのホストファミリーや、学校でお世話になった先生方、マイクさんやバルサンチさんなど大勢が私たちの今回の訪問を歓迎して夕食会を開いて下さったのだ。たくさんのごちそう、ダンス、話しが盛り上がり楽しかった。生徒達もこのまま帰りたくないとまで言い出し、最高の時間を過ごすことが出来た。ブレナムもあと二日。20:30帰宅。


 3月24日(土)
 今日は家族みんな休日。夜中、2時頃目を覚ましてしまったせいか、いつもより遅く目が覚めた。一週間近くもここにいると、夢も英語になるものだと少し驚いた。夕方、近くに住んでいるジェニーさんの友人が夫婦で来るので日本食を作る約束をした。

 8:50、ジェニーさんの車で毎週土曜日に開かれるフリーマーケットへ行ってきた。野菜や果物、ハンドメイドの小物や服、古着などが売られ大勢の人で賑わっていた。ジェニーさんは買い物にきたわけではない。障害のある子供を運ぶために工夫して作られた自転車をマーケットで走らせ、多くの人に理解を求めようとしていた。プロジェクトの人達が数名集まり、また実際に体の不自由な生徒も来ており、自転車に乗せられ実演。すごい熱意である。子供を心から愛しているのだと思った。一度家に戻り、今度はご主人のラッセルさんも一緒に3人でスーパーマーケットに行った。夜は日本そばと芋煮を考えていたので、醤油、豆腐(牛乳パックのようなものに入っていた)、ねぎ(太くて大きい)、里いもはなかったのでじゃがいもを買ってもらった。(私が払うと言ったのだが断られた)きのこ類もビーフもちょっと様子が日本のそれとは違うので心配になったがジェニーさんが日本とニュージーランドのミックスの料理でOKとしきりに言うのでいいことにした。それにしても、のりやそば、ふりかけ、お茶漬けなど日本のものがかなり多くスーパーに置いてあったのには驚いた。ジェニーさんたちはいつも二週間分くらいまとめ買いするそうで、びっくりするくらいの数、量を買っていた。多くは、ビンや缶詰め、冷凍食品、ヨーグルトで肉や魚など生物は買っていなかった。スーパーも5時には閉店なのでやはりまとめ買いになるのかと思った。お昼少し前に帰宅。スティーブン君が車の掃除をしていた。買い物の荷物を家に置いて、また3人で出掛けた。今度は、High Fieldというワイナリーに連れていったもらった。ワイナリーで昼食を取った。私はマッスル貝を頼んだ。ワインとよくマッチしており大変美味しかった。次はピクトンというハーバーの町に向かった。しばらくドライブが続いた。途中、乾燥のため木一本生えていない山が続いたり、羊や牛ががたくさん群れていたりと日本とは異なる風景であった。ぶどう畑も実に多い。信号が一つもなく制限速度は100KMなのでどの車もすごいスピード、高速道路並みである。ピクトンにはラッセルさんの友人がいるとかで小高い丘の上にあり、湾が一望できる素晴らしい家であった。雲一つない青空、たくさんのヨット、絵や写真の一部をみるような感動的な風景がそこにはあった。その家人は、ご主人がフォトグラファー、奥さんがデザイナーであった。家も自分たちで設計し作ったとか・・・。部屋中を案内してもらった。アイディアいっぱいでどこかの別荘地といった感じであった。一度は住んで見たくなるような家である。初対面の私にも大変親切にして頂き感謝している。夕方18:00少し前帰宅。早速料理にかかった。芋煮もどきと日本からもっていったそばを作った。しかし、台所の道具や材料が違うし、醤油は甘くて味が違うし、6人分のそばは鍋が小さくて駄目で、途中から2回に分けて作ったりと結構四苦八苦であったが、みんな美味しいと言って食べてくれた。ジェニーさんとラッセルさんの二人は箸の使い方が上手だった。他の人は悪戦苦闘して箸を使っていた。日本酒も用意され、ニュージーランド的日本(?)がそこにはあった。


 3月25日(日)
 今日はネルソンに連れて行ってもらった。23日にみんなとファームパークに行ったときと同じ道をさらに進んでいく。ドライブしながら、ジェニーさんとラッセルさんは山の名前やその言われをを教えてくださった。途中大きな湖のようなところがあり、発電所だといっていた。寒河江ダムと似ているとジェニーさんが言っていた。ネルソンの少し手前にリッチモンドという町があり、ラッセルさんのご両親が住んでいらっしゃるとのこと。綺麗に手入れされた庭付きの家に二人の老人が住んでいた。イギリスからきたというお父さんはショートパンツをはいておりとても85歳には見えなかった。お母さんの方も82歳というが、大変お元気でしゃきしゃきしている。しばらく歓談した。また後でねというのでおや?と思ったが、ラッセルさんに聞くと、今からネルソンの妹さん夫婦のところに私たちは行く。お父さんたちも後でそこに行くのでまたそこでまた会えるねという意味だった。ネルソンには信号があった。大きな町には信号があるのだという。美しい海辺の町である。私たちより先にお父さんたちは着いていた。聞けば、来月、オーストラリアに住むラッセルさんのお姉さんの所に妹さん夫婦と、お父さん、お母さんの4人が旅行で行くとのことだった。ラッセルさんは以前オーストラリアに行ったことがあるのでいろいろアドバイスをしていたのだ。お姉さんの所にはお母さんたちにとっての初ひ孫も生まれたとのことでみんな楽しみにしていたようだ。三週間くらい滞在するとか・・・うらやましい。 この土日、ニュージーランドで過ごすたくさんの人々と会った。みんなわたしの名前を覚えてくれようとしたり、親切に応対してくれたりした。みんな笑顔で接してくれ、会話に花が咲いた。いろんな人に触れさせてもらい、よい体験をさせてもらったと思った。

 今日はジェニーさん達と過ごす最終日。明日はオークランドへ戻る。荷物整理をしながらあっという間だったと痛感。見知らぬ私がここへ来て本当にお世話になりました。


  3月26日(月)
 ブレナムからオークランドへ立つ日。ラッセルさんたちは通常どおり出勤なので朝に別れとの挨拶とお礼を言った。10:00のフライトである。8:00に家を出て、ジェニーさんのRedwood town Primary schoolへ向かった。ジェニーさんが校長先生を紹介してくださる。この前はスペシャルクラスしか見れなかったが、今日は他の教室をグルッと案内してもらった。5歳から13歳までのクラスがある。先生達の朝の打合せで紹介していただき、ジェニーさんの特殊クラスへ戻ると、体が大きく、足が不自由なので車椅子に乗った女の子が登校して来た。しかもその子は手話でやっと会話になるかならないかくらいである。また、別の女の子が・・・歩行器を使っていた。言葉も不自由である。ジェニーさんは一人ひとりに実に丁寧に接している。明るく、優しく信頼感のある先生である。一日が始まる。5〜6歳のクラスで少し日本のことを話したり、こちらの学校のことを教えてもらったりした。小さな子供たちは本当に可愛い。二クラスの子供たちと話しが出来た。楽しかった。

 マールボロウの空港から例のプロペラ機で北島オークランドへ。空港にはそれぞれのホストファミリーやマイクさんがお別れに来てくれた慎一君がお世話になったホストのお母さんが涙ぐんでいたのが印象に残った。生徒たちももっとこちらにいたいと、仲良くなったホストたちと別れがたそうであった。飛行機に乗り、動き出すまでみんな手を振ってくれていた。天気もよく満席の飛行機。眺めは最高であった。生徒たちは土日それぞれがホストとどうやって過ごしたかなど話していた。阿部さんはカイコウラに泊まりがけで出掛け、鯨を見てきたとか。瀬野さんと高橋さんも夕方からホストの子2人と映画を見てきたとか・・・慎一君は専らハント。ムササビやザリガニやすごい話しをたくさん聞いてみんな盛り上がっていた。いい体験をしたな。

 オークランドに到着。今度は日本人のガイドさんが待っていてくれた。専用車で移動、案内して頂いた。まずはマウントイーデン。慎一君が下まで降りて行き、カメラを落とした阿部さんも下へ行くはめに・・・。大変急なこの場所は噴火後であった。次に、オーシャンヴューというレストランで昼食。バイキング形式で目移りするくらいたくさんの食べ物があった。美味しかった。続いて動物園へ。キウイバードはあいにく見られず残念。たくさんの動物が大変広いエリアにいた。廻るだけでも一苦労。ハーバーブリッジを渡ってもらい、すごい数のヨットを見た。休日用にみんな持っているのだそうだ。値段もそれほどでもないらしい。全て輸入車であるニュージーランドでは、車の値段よりヨットは安いとか。さすがCity of Sailsと言われるだけある。波静かな青い海に無数のヨットの白い帆が美しかった。そして水族館。南極を再現したコーナーにはペンギンがいた。ホテルにチェックイン。19:00、大黒屋という鉄板焼きの店で夕食をとった。久々の白いごはん。美味しかった。みんな感動して食べてた。食べ物には家によって様々なようで、楽しい生活とは反面みんな食事には苦戦していたようだ。シェフのパフォーマンスも楽しくてみんな大満足であった。明日は、ガイドさんなしで自分たちで自由行動することになる。今一つ計画が不十分であるが生徒達は元気。楽しみである。


 3月27日(火)
 ニュージーランド最終日。自由行動の日。みんなで場所を決めて一緒に行動することにした。治安もよく本当に過ごしやすい所である。みんなほとんどお土産や買い物をしていないということで買い物中心。10:00少し前ホテルを出発。OKショップやDFS(免税店)、などでしばらく買い物をした。店員さんのなかに黒人で栃木県でALTを経験したという人がおり、生徒達とともに歓談してしまった。あっという間にお昼。やはりお寿司がいいということになり。大黒でお寿司を食べた。日本のお寿司とはちょっと違ったが懐かしかった。アボガドの入った太巻きをおそるおそる口に入れたが、結構美味しかった。午後からはリンクバスに乗り、ヴィクトリアパークマーケットとスカイタワーに行くことにしていた。乗り場を道行く人に尋ねながら探し乗ったのはいいが、逆周りに乗り、遠回りしてしまった。一緒にバスに乗り合わせたご婦人が親切にいろいろアドヴァイスしてくださり助かった。それにしても長時間バスに乗った。オークランド市内をグルッと一周したように感じてしまった。ヴィクトリアパークマーケットは本当に清掃工場の煙突がシンボルとなり、すぐにわかった。一時間ぐらいそこにいた。16:00過ぎ、スカイタワーを目指してあるいた。324M、南半球最大のタワーだ。上らない手はない。私も高いところは苦手だが高橋さんの怖がり方はすごかった。他の3人は下を見れば地面が見えるという38mmのガラスの上で写真をとるなどすごい勇気。昨日渡ったハーバーブリッジやヨットの帆がぐるり見渡せるこのタワー。夜景も綺麗だろうなと思った。19:00、ハーバーサイドレストランでシーフード料理を頂いた。今日は一番歩き回り、きっとみんな疲れただろう。楽しかった10日間が終わる、明日は5時起床・・・いよいよ帰国である。


  3月28日(水)
 夕方17:30頃、定刻より一時間遅れて日本に到着。少し寒かった。まずは無事に帰国出来てよかった。生徒4人連れての海外は責任重大である。今日は成田に泊まり、明日天童に帰る。成田のホテルから、各家に元気で戻った連絡を入れさせた。四つの学校から集まった生徒たちは、行く前よりも実に仲良くなっていた。ニュージーランドの良さを肌で感じたのはもちろんであるが、やはり自分たちは同じ日本人だということを口にはださないが感じていた部分があったように思う。  


  3月29日(木)
 15:11分。予定通り天童駅に到着。家族、関係者の皆様が温かく出迎えてくださった。11日ぶりに戻って来た我が故郷天童。娘たちともこんなに会わなかったことは初めてであった。留守の間さまざまなことで多くの人達に迷惑を掛けたと思う。本当に感謝している。
 解散。疲れもあろうが、生徒達は家族にたくさんのお土産話をしているだろう。  


 今回の交流事業に参加させていただき、様々な体験させていただきました。心温かいニュージーランドの人々に触れ、学校や文化の違いを感じた素晴らしい11日間でした。

 私たちを受け入れてくださったホストファミリーの皆様に感謝します。また、様々な準備、アドヴァイスをいただきました市総合政策課の皆様、市教育委員会の皆様方に深く御礼申し上げます。  

2001年
3月18日


天童駅出発

新幹線で東京へ
成田からオークランドへ

3月19日
国内線でブレナム空港へ

マールボロウ市関係者出迎え
マールボロウでホームステイ

3月20日〜25日

一般家庭でホームステイ

学校へ体験入学

ホストファミリーとの交流


3月26日
ブレナム空港からオークランドへ
オークランド市内視察


3月27日

オークランド探検

3月28日

オークランド空港から成田空港へ

3月29日

成田から天童へ


 

TOPページへ戻る

Tendo International Exchange Association