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Q:将棋の起源は?

将棋の起こりは、インドで紀元前300年頃にはじまったチャトランガというゲームといわれている。それが西に伝わりヨーロッパではチェスとなり、東に伝わり中国、韓国、日本に渡ったといわれている。でも日本の将棋の形は中国、韓国将棋に似ているけれどもルールなんかはむしろタイやフィリピンに近い。だから日本には、中国、韓国ルートでなく東南アジアルートで伝わったのではないかとういう説もうなずける。
Q:なぜ「将棋」という名前がついたの

日本に将棋が伝わったと言われるのが奈良・平安時代。中国から伝わり象戯(しょうぎ)と呼ばれていた。それが安土桃山時代に「象が戯れる」では武士がするのに適当でないと、大将の「将」の字に変わり、その後宝暦・元禄の時代に「戯」から「棋」になったといわれている。
Q:馬が逆になっているのはどんな意味があるの?

左馬といって、キーホルダーや置き駒として人気がある。昔から福を招くめでたいもの、商売繁盛の守り神として重宝されている。左馬の由来は諸説ある。
  1. ウマの逆さは「マウ(舞う)」であり、古来めでたい席で催されることから縁起のよい招福の駒である。
  2. 左馬の下の部分が財布の巾着の形をしており、口がよく締まって、入った金が散逸しないことから富のシンボルである。
  3. 普通、馬は人に引かれてくるものであるが、逆に馬に人が引かれてくるというので、客商売にとっては、千客万来の招福駒である
  4. 馬は元来、左から乗るものであることから、これをもつものは競馬に強いという。
Q:駒職人ってどんな人?どれくらいでうまくなる?

 将棋駒を製作するうえでは、いろいろな工程があるんだ。駒木地をつくる過程では、木地師。また駒の種類によっても作業が違う。書駒では駒に漆で字を書く書き師、彫り駒では駒を彫る彫り師、盛り上げ駒をつくる盛り上げ師といろんな職人がいるんだよ。 
 とても技術がいる仕事で、経験が大事。書き駒を書けるようになるまででも最低1〜2年はかかる。
Q:将棋の製作にはどれくらい時間がかかるの?

製作工程は大きく分けて次の5つになる。
・木地工程…駒の形にする。
・書き駒工程…木地に直接書く。
・彫り駒工程…直接彫る。
・彫り埋め工程…彫って漆で埋める。
・盛り上げ駒工程…彫り埋めしたものをさらに漆で文字を盛上げる。
工程によって時間はそれぞれ違う。書き駒だと1日に数十組は作れるが、漆が完全に乾くまで季節によって違うが、1〜2週間かかる。
彫り駒だと1日で数組できるが、駒に漆を入れ、乾くにはもっと時間がかかる。彫り埋め駒・盛り上げ駒はさらに時間と手間がかかる。
Q:天童の将棋駒の生産量は?将棋駒をつくっているのは何件?

平成11年の市の工業統計資料によれば、生産額で23,171万円で生産量は100万組。販売業者も入れれば、実際の生産額は7億円ぐらいと思われる。
また将棋駒をつくっているところは、約40件でそのうち34人がこの山形県将棋駒協同組合に加入している。
Q:将棋も大きさや角度は決まっているのですか?

駒の大きさや幅は、時代によって使う人の好みが変わっていくのと同じで変化してきた。また、角度も時代とともに変化してきた。現在はおおよそ下記のような寸法になっているんだよ。でも各職人によっても違うから必ず下記と決まっている訳ではないんだよ。
駒の大きさのめやす
(種類) (高さ) (幅・底) (厚さ) (角度)
王将 32o 28.7o 9.7o 81度
飛車・角行 31o 27.7o 9.3o
金将・銀将 30o 26.7o 8.8o
桂馬 29o 25.5o 8.3o
香車 28o 23.5o 8.0o
27o 22.5o 7.75o
Q:一番高い駒は?

最高級の駒は盛上駒で、木地(材料)も最高のものを使っているため、百万円を超えるものもあるよ。
Q:一番枚数の多い将棋は?

現在の将棋駒は40枚だろう。でも昔は駒数がもっと多かったんだよ。現在わかっているので一番多いのは平安時代の泰将棋で駒が354枚、種類は93。これを対局したらいったい何時間かかるんか検討もつかないね。復元したものが天童市将棋資料館に展示されているから一度見てみるといいよ。
Q:人間将棋はあるけど、人間チェスもあるの?

天童では春に人間将棋を行っているね。イタリアのマロスティカ市では人間チェスを西暦遇数年9月の第一土曜日と日曜日に開催しているんだ。それが縁で、天童市とマロスティカ市は姉妹都市になっているんだ。

   姉妹都市については天童市国際交流協会をご覧ください。