『ソーラーパワーで地球を守ろう』 高擶小6年
清野 響子
夏のプール。コンクリートがすごくあつくて歩けない。水をかけようとすると、ホースからの水は、お湯になっていた。
「太陽の光の力ってなんてすごいんだろう。」
「太陽の光の力を利用して、目玉焼きは焼けないかな?」 これが、私の研究の始まりだった。三年生の時、太陽の光を集めて、目玉焼きを焼いた。ガスも電気も使わず、約五分でおいしい目玉焼きが焼けてびっくり。おいしかった。太陽エネルギーのすごさを実感した。
「お風呂の水を太陽エネルギーを利用してわかせないかな。」 私の次の挑戦が始まった。四年生の夏、屋根の上に約百リットルの水が流れる黒い水道管をあげてあたためてみた。うまくいかない。「ホースが細くて、あたためられた水が夕方には冷めてしまうかもしれない。」「風があたらないように工夫しないと。」 と反省し、五年生で、リベンジ。やはり細いホースだとあたたまりやすいが、冷めやすく、太いホースだと冷めにくかった。ビニールハウスのようにして風を防ぐと、最高でなんと八十度近くまであたためられることが分かった。
今年は、今までの研究のデータをいかしてお風呂の水を本当にわかすことに挑戦した。ペンキで黒くぬった、二ℓのペットボトル五十本を屋根にセットした。ビニルをかけてあたたまりやすいようにした。午後二時の最高で七十度まで上がった。お風呂にいれる時に六十度位まで水温が下がったが発泡スチロールをのせて保温したら、一時間に一度しか下がらなかった。水を百ℓほど足していい温度にした。ガスも使わず、自然の力でわかしたお湯はとても気持ちがよかった。この夏は毎日のように太陽エネルギーでわかしたお風呂に入って楽しんだ。 地球にやさしいクリーンエネルギー「太陽エネルギー」をもっともっと利用して環境を守っていきたい。