「ポイ捨て反対」
今、ぼくたちの町に、高速道路を作っています。高速道路はぼくたちののくらしを豊かに便利にしてくれます。
しかし、ぼくは時々さびしくなります。秋に、こがね色のいねをたくさん実らせた田んぼが何枚もなくなってしまいました。田んぼにえさを求めて、毎年来る白鳥や白さぎもあまり来なくなりました。ぼくたちの教室からえさを食べている白鳥や仲間と隊列を組んで美しく飛んでいる姿を見るのがぼくは大好きでした。
次に、不思議に思うのは、高速道路を作るために運ばれてくるトラック何千台もの土土です。その土は、山をけずってくると聞きました。山にあった木や動物は、どうなってしまったのだろうと心配です。
高速道路ができるとゴミも増えるのかなと思います。道路やサービスエリアにゴミや空かん、空ビンを捨てていく人をよく見ます。
ぼくより小さい人には「捨てるな」と言えるのですが、ぼくより大きい人には、「捨てるな」の一言が言えません。
ぼくは、環境委員会の委員なので、今はポイ捨てはしません。環境委員会に入るまでは、ポイ捨てはいけないのに、ポイ捨てをしていました。
公園や神社にもゴミを捨てる人がいます。次に公園や神社を使う人はいやになると思います。ぼくが公園に行くといつもゴミが落ちています。そのまま遊ぶのはいやなので、ひろえるだけひろってゴミ箱に捨てます。ゴミ箱があるのにどうしてゴミ箱に捨てないのか不思議です。
ぼく達環境委員会は、クリーン作戦という計画を立てました。それは、地区のゴミを班ごとにひろう計画です。
ぼく達の町の高速道路やサービスエリアには、ゴミが一つもおちていないように、ぼく達は、呼びかけたり、ゴミ拾いのボランティアをしていきます。
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