★平成11年度 最優秀作品★

〜絵画の部門〜

 

 
天童市長賞
  
天童市立天童中部小学校 5年
佐藤光之輔 君

〜作文の部門〜

全国商工会議所婦人会連合会審査 優秀賞
天童商工会議所婦人会審査 天童市長賞


天童市立天童北部小学校 4年  小座間 美佐 さん 

 「考えて買おうよ」
 
うれしくてたまらない。やっと新しい部屋ができた。私の部屋。つくえやたんすを新しい部屋に運んだら、元の部屋から、なんと六ふくろもゴミが出てきてしまった。お母さんは、「部屋がかたづかないから、捨てることも大切よ。」と言う。でも、私は、小さい物がすきで、いろいろな物を集めている。おかしのシールや包み紙など。捨てる物を決められなくてつくえの上も中も、ゴミでいっぱいだ。お母さんには、ゴミでも私にとっては、せっかくおったり、作ったりしたものなのに。でも、うんと頭を使って、捨てるものを決めた。ゴミぶくろには、三年生のときのテストやプリントなどが入っている。それも思い切って捨てた。おかげで、ようやく私の新しい部屋はすっきりした。つくえの上はきれいになって、宿題も広げられる。やっぱりかたづけないといけないな。
 でも、どうしてこんなにゴミが出てきたのだろうか。お店に行くと、新しいものがどんどん出てくる。私は、新しいものがほしくなって買ってしまう。買う時に、捨てるときみたいに、うんと頭を使って決めればいいのではないか。飲み物がこぼれると、ティッシュですぐふいてしまう。あらえばまた使える台ふきでふけば、ゴミは出ない。うらが白いチラシやいらないメモ用紙は落書きに使えばいい。チラシをおって箱にすれば、給食の時に牛にゅうのふたを入れるゴミ箱になる。考えると、ゴミをへらすアイディアがもっと出る。
 「これあげるよ、美佐。もう小さいから。」お姉ちゃんが持ってきたワンピースを、私はたんすにしまった。今までいやだったお下がりも、今日はなんだかいい気分になった。だって私は、物を大切にして使っているのだから。